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地域に根付く神峰山

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今回私たち広島叡智学園の高校生二人が紹介するのは大崎上島の最高峰、神峰山です。

大崎上島には、展望台を全て巡ると115の島が見渡せると言われている神峰山があります。神峰山は大崎上島の最高峰です。晴れた日には遠く四国連峰やしまなみ海道の各架橋も見渡すことができ、瀬戸内の島々が織りなす美しいパノラマを楽しめます。その多島美は瀬戸内随一との定評があり、紺碧の海に島々の線が映え、四季それぞれ絶景が楽しめます。山頂までの遊歩道沿いには、かわいいお地蔵さまがあり、頂上には、石鎚神社・薬師堂が祀られ、信仰の山としても親しまれています。頂上へは登山道と車の二つの方法があります。絶景スポットとして眺めが素晴らしいのはもちろん、長らく信仰の対象として、また民話や伝説の舞台として、島の人々の暮らしの中に深く根付いてきた山でもあります。

第一展望台、木のデッキを通り過ぎてその奥へ進んでいくと第二展望台・石鎚神社があります。そこには、岩と木の机が残る昔の展望台が。今の展望台は後から出来たものだそうです。第一展望台から石鎚神社へ向かう途中、脇に抜けるケモノ道のような道があります。山頂の薬師堂へ向かう人は石鎚神社の神様の前を通らないように、こちらの道を使っていたそうです。さまざまな信仰が神峰山に根付いている事が伺えます。

大崎上島の中心、神峰山は美しい日本の自然の象徴であるとともに、島民の生活・文化の象徴でもあるのです。